私たちのポリシー

「診療」「教育」「研究」をテーマに
鹿児島の救急医療の発展に取り組みます

私たちのポリシー

鹿児島大学病院では、2007年度から大規模な病院再開発計画に取り組んでおり、その第一期計画として2009年に完成した新中央診療棟で、救急・集中治療部は新たなスタートを切りました。この病院再開発整備計画はさらに進められ、2022年度の第六期計画まで順次開発整備が予定されています。
詳しくはhttp://com4.kufm.kagoshima-u.ac.jp/information/2014saiseibi.html

 

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科に生体機能制御学講座 救急・集中治療医学分野が新設されたのが2011年5月です。私はその初代教授として、これまで別々の組織だった救急部と集中治療部を一つに統合した新たな組織運営を開始しました。救急・集中治療部の責任者として私が掲げているテーマが「診療」「教育」「研究」です。「診療」について、当治療部に入院される方は、地域で診ることができないような重篤・重症の患者さまです。そのためスタッフ一同が”医療の最後の砦”という使命感を持って、医師・看護師の持てる知識を集約させたチーム医療を推進し、24時間体制で診療に取り組んでおります。また、2014年1月にはヘリポートを備えた新病棟が完成し、2014年4月から救命救急センターが稼働いたしました。それに伴い「教育」「研究」の分野も整備し、私たちの救急・集中治療の医療レベルを上げていく一方、鹿児島県全体の課題となっている救急医療・離島医療についても、積極的に協力・支援していきたい考えです。

 

新しくなったICU病棟では、すべて個室とし”患者さまのプライバシー”を最優先に設計しました。これによりご家族の方が面会に来られても他の方の診療を目にすることはありません。患者さまとご家族の方にとって、ストレスがなく、日常の生活に近い環境にすることが重要と考えています。

 

私たち救急・集中治療部が目指すのは、「もっとも愛する人が病に倒れた時、鹿児島大学の救急・集中治療部なら何とかしてくれる、安心して任せられる、そこで治療を受けさせたい」と思っていただける医療の質の高さと診療環境です。医師と看護師が一体となって、大切な生命に日々向き合ってまいります。

垣花泰之教授のプロフィール

kakihana

最終学歴

鹿児島大学大学院医学研究科博士課程外科系専攻

学位

医学博士・鹿児島大学・1991年3月

専門医

日本救急医学会救急専門医、日本麻酔科学会麻酔指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医

所属学会

日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本麻酔科学会、日本救急医学会九州地方会、日本集中治療医学会九州地方会、日本臨床麻酔学会

専門分野

光を用いた脳酸素化状態モニタリング

現在の研究テーマ

体外循環後脳障害に対する脳管理法の構築
敗血症性ショックの病態解析
敗血症性ショック時の治療戦略 (薬物療法とメディエータ制御)

ハートフル・クリティカルケアの精神

ハートフル・クリティカルケアの精神

鹿児島大学病院 救命救急センター(救急部・集中治療部)では、患者さまもご家族の方も、また働くスタッフも、大切な”ファミリー”ととらえています。
患者さまが元気になることだけを考え、私たちは部内の医師や看護師はもちろん、ICD(インフェクションコントロールドクター)やME(臨床工学技士)、薬剤師、リハビリ、栄養士の先生など、各分野のスペシャリストが連携する『チーム医療』を推進しています。
スタッフが円滑にコミュニケーションを取れる環境づくり。すべては患者さまのために、私たちはいつでも心のこもった医療に取り組みます。

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