鹿児島大学大学院保健学研究科のご紹介

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鹿児島大学大学院
保健学研究科
研究科長 米 和徳

 鹿児島大学保健学研究科は、博士前期課程と博士後期課程の2つの課程からなり、自主自律と進取の精神をもってグローバルな視野をもち、指導的立場で活躍できる高度専門職業人の育成と教育者・研究者となり得る医療者の育成を目標にしています。そして、ここで行われた多くの研究の成果を国内外に提供し、社会に貢献してきました。

 鹿児島県の医療の特性として、多くの離島・へき地を抱えることと高齢化の急速な進行により医療過疎地域の増加があります。本研究科はこのような地域特有の保健医療課題を、多くの専門職で連携、協働し、解決できる優れた実践能力、研究能力、教育力を有する人材育成を育成しています。

 平成23年の東日本大震災に伴う原発事故後の社会変化により、原発立地の鹿児島県でも被ばく医療体制の整備が急務とされてきました。放射線看護の専門知識・技術を修得し、問題解決に能力を発揮できる高度実践看護師を養成するため、平成24年度に放射線看護専門コースを設置しました。本コースの設置事業は、大学改革推進等補助金「専門的看護師・薬剤師等医療人材養成事業」に採択されています。弘前大学と長崎大学と連携して専門看護師教育38単位課程のカリキュラムと規則を整備し、平成28年度から日本看護系大学協議会の分野認定を得ました。

 また、高度な実践力を有する自律した助産師育成を目的に、平成26年度から助産師養成課程の大学院化を図り、助産学コースを設置しました。本コースでは周産期医療や地域・離島マネジメントに関する科目等を編成し、地域の母子保健医療のマネジメントができ実践力のある人材育成に取り組んでいます。

 この他にも鹿児島県の地域特性に基づく離島・へき地等における保健医療的課題を多職種チームで取組み,解決していけるように、前期・後期課程共通科目に離島・へき地やチーム医療、国際コミュニケーションに関する科目を開講し、それらを専門領域・分野を超えて履修できるように編成しています。

 本研究科の入学者の特徴としては、社会人受験者が多いことです。そこで仕事と勉学の両立を図れるよう、長期履修制度や早期修了制度、他大学院の既修得単位の認定などを行っています。この他にも学務課担当者の遅番制の導入、勤務理由による休学の場合は指導教員が適宜連絡をとり継続的な支援をする等きめ細やかな教育的配慮を行っています。研究の指導、論文作成の指導については、複数の教員によるきめ細やかな研究指導、論文作成指導を行っています。

 この他にもグローバル化を推進するために、本学の「若手教員海外研修支援事業」により教員を派遣し、全学横断的プログラムである「外国語コミュニケーション教育コース」を取り入れ、学生の国際的な場での学会発表を支援しています。韓国中央大学校赤十字看護大学の関連施設や、イギリスの助産関連施設研修等を通じて、国際保健医療活動を推進できる人材育成にも取り組んでいます。

 本研究科の前期課程修了した学生の多くは専門的医療職や教員として、地域の医療活動や教育の中心的役割を担っています。また、博士後期課程へ進学し、更に高度な学問を究める学生もいます。放射線看護専門コース修了生は、放射線の健康問題の希少な専門家として環境省の要請を受ける等関連施設で放射線専門官として活躍しています。指導的立場で活躍できる高度専門職業人を目指して鹿児島大学保健学研究科の門を叩いてみませんか。

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